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ボランティア活動レポート「ウクレレ演奏とフラダンス」

2019年12月20日更新  No.0000000025

今回は、浦和区にある「愛グループホーム瀬ケ崎」で演奏をされる、メヌエットさんの活動を紹介します。

施設の方から、本番前の控室を案内されると、明るく温かい雰囲気の中、「いらっしゃい、どうぞどうぞ入ってください。」と皆さんが招き入れてくださいました。

  本番5分前位になると、それまでの和やかな雰囲気から、空気が変わり自然と音合わせや、楽譜の確認をしています。    

 

施設の方から声がかかり、いよいよ本番の1曲目は「メヌエット」。

グループ名の由来となっている大切な曲で、1曲目はこの曲と決めていらっしゃいます。

2曲目は「山の音楽隊」。メヌエットさんの演奏に歌が加わります。

「夏の思い出」、「浜辺の歌」と演奏は続きます。最初は声が出なかった利用者さんも少しずつ声が出てきました。

 ハワイアンの曲では、3名の方がフラダンスのダンサーさんに変身。フラダンスの心得のある数人の利用者さんが一緒に踊っています。

続く曲は、一般的なウクレレのイメージとは異なる、「 It's a Small World 」、「ミスターロンリー」(映画音楽)、「瀬戸の花嫁」(流行歌)、童謡や唱歌と聴く方が飽きないように、いろいろなジャンルの曲を演奏しています。

 思い思いに曲を聴きながら口ずさむ方、う~んとうなずきながら聴く方、本当に楽しそうです。

 

メヌエットさんは、ボランティア歴10年。5名で始めたグループが今では12名で活動しています。やめてしまった方は誰もいません。そんな皆さんに、ボランティアを長く続ける秘訣や、これからボランティアを始めたい方へ応援メッセージを伺いました。

「好きなものが長続きをするのよ。」

「練習だけではつまらない。人様に聞いていただくことで、私たちの技術も上がりました。ありがたい事です」

「一人ではつまらない。みんな明るくて、仲も良くて、そしてまじめで勉強家よ。」

「喜んでくれる姿が楽しくて続いている。」

「演奏中に、いろいろな思いがこみ上げて泣いてしまう利用者さんがいて、もらい泣きしてしまう自分がいる。なかなか他じゃないでしょ。幸せよ。」

   現在、レギュラーの施設が13件、次々と依頼が来ているご様子。お忙しいと思いますが、メヌエットさんを心待ちにしている方のためにも、どうぞこれからも活動を続けてください。

 2018年12月 取材