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ボランティア活動レポート「パンフルート」

2024年12月20日更新  No.0000000074

 今回のボランティア活動レポートは、パンフルート演奏者「パンおばさん」のご紹介です。浦和区の高齢者施設「本太ケアセンターそよ風」でのボランティア活動に同行させていただきました。利用者さんは初めて楽器を見る方ばかりの様子でした。楽器名の由来はギリシャ神話のパンという神様が持っていた笛からパンフルート(パンの笛)の名前がついたそうです。 

                

演奏が始まると「きれいな音ね~」という声があちこちから聞こえてきました。まずは映画「お熱いのがお好き」、「星に願いを」など、外国の曲をご披露していただきました。次は、「ふるさと」「赤とんぼ」「里の秋」、「テネシーワルツ」「学生時代」「天城越え」、「上を向いて歩こう」などを演奏していただきました。利用者さんも元気いっぱいに一緒に歌っていました。誰もが知っている童謡や昭和歌謡曲なので「歌詞全然忘れないね~」と嬉しそうでした。楽しい時間はあっという間で、演奏後は「ありがとう」の声が一斉に上がりました。パンフルートの澄んだ音色と曲の合間の優しいお話しとで会場が和やかな雰囲気に包まれていました。

              

パンフルートとの出会いは、テレビでルーマニア人のザンフィルさんの演奏を見て「すごい!」と思ったことです。楽器を販売している所も少なく、現在も日本には楽器製作者は数人ほどとの事です。

今回の演奏に使われたパンフルートの材料は日本の真竹。日本の竹は繊細という特徴があり、釣り竿の材料にも使われているそうです。湿度が低いほうが演奏しやすいこと、大陸の竹は丈夫という特徴があることも教えていただきました。若者をはじめ多くの方にパンフルートを知ってもらいたいと、毎年12月に「パンおばさんと仲間たちのクリスマスコンサート」を開催しています。

本日は素敵な演奏をありがとうございました。

 令和6年11月取材