事例紹介情報
ボランティア活動現場レポート「将棋のお相手」
2024年12月18日更新
No.0000000075
今回のボランティア活動レポートは、「将棋のお相手」のボランティアをしているOさんのご紹介です。大宮区にある高齢者施設「でいとれセンターひばり三橋」に同行しました。Oさんはボランティア登録16年目のベテランです。サラリーマン時代、お昼休みに将棋を指したり、大会に参加されたりして腕を磨き、3段を取得されました。
Oさんにいくつかインタビューしました。
- Q1:ボランティアを始めた動機は?
- A.現役リタイアを機に、「我が人生経験を社会に還元したい」というのは建前。“亭主元気で留守がいい”という女房殿に「まさか一日中家にいることはないわよね~」と宣われ、そのリクエスト?に応えてボランティアに登録。
- Q2:ボランティアをしていて良かったことは?
- A.現役時代になかった人と人とのフラットな繋がり。
- Q3:困ったことや大変だったことなどは?
- A.困ったことは特にないが、将棋のお相手は、棋力の違いにより勝ち負けがはっきり出る勝負事である。「たまには負けた方がいいのかな~」と思ったりすることもあるが、わざと負けることは相手に失礼だと思い普通に指すことを心がけている。
インタビューでもわかるように明るくユーモアのあるお人柄、そのうえ将棋に対して真摯な姿勢。施設長からも「Oさんは、お人柄も温厚で、どんな方とも対局してくれる。普段おしゃべりしない認知症の方とも、対局してくれて大変助かっている」と感謝されていました。サラリーマン時代の特技をいかして、現在は地域で活躍されていました。
令和6年11月 取材