事例紹介情報
ボランティア活動レポート「ウクレレ演奏とフラダンス」
今回は、浦和区にある「愛グループホーム瀬ケ崎」で演奏をされる、メヌエットさんの活動を紹介します。
施設の方から、本番前の控室を案内されると、明るく温かい雰囲気の中、「いらっしゃい、どうぞどうぞ入ってください。」と皆さんが招き入れてくださいました。
本番5分前位になると、それまでの和やかな雰囲気から、空気が変わり自然と音合わせや、楽譜の確認をしています。
施設の方から声がかかり、いよいよ本番の1曲目は「メヌエット」。
グループ名の由来となっている大切な曲で、1曲目はこの曲と決めていらっしゃいます。
2曲目は「山の音楽隊」。メヌエットさんの演奏に歌が加わります。
「夏の思い出」、「浜辺の歌」と演奏は続きます。最初は声が出なかった利用者さんも少しずつ声が出てきました。
ハワイアンの曲では、3名の方がフラダンスのダンサーさんに変身。フラダンスの心得のある数人の利用者さんが一緒に踊っています。
続く曲は、一般的なウクレレのイメージとは異なる、「 It's a Small World 」、「ミスターロンリー」(映画音楽)、「瀬戸の花嫁」(流行歌)、童謡や唱歌と聴く方が飽きないように、いろいろなジャンルの曲を演奏しています。
思い思いに曲を聴きながら口ずさむ方、う~んとうなずきながら聴く方、本当に楽しそうです。
メヌエットさんは、ボランティア歴10年。5名で始めたグループが今では12名で活動しています。やめてしまった方は誰もいません。そんな皆さんに、ボランティアを長く続ける秘訣や、これからボランティアを始めたい方へ応援メッセージを伺いました。
「好きなものが長続きをするのよ。」
「練習だけではつまらない。人様に聞いていただくことで、私たちの技術も上がりました。ありがたい事です」
「一人ではつまらない。みんな明るくて、仲も良くて、そしてまじめで勉強家よ。」
「喜んでくれる姿が楽しくて続いている。」
「演奏中に、いろいろな思いがこみ上げて泣いてしまう利用者さんがいて、もらい泣きしてしまう自分がいる。なかなか他じゃないでしょ。幸せよ。」
現在、レギュラーの施設が13件、次々と依頼が来ているご様子。お忙しいと思いますが、メヌエットさんを心待ちにしている方のためにも、どうぞこれからも活動を続けてください。
2018年12月 取材