事例紹介情報
ボランティア活動現場レポート「チャレンジスクール」
さいたま市立下落合小学校のチャレンジスクールには、「ふれあい教室」「囲碁教室」「卓球教室」があります。今回は、チャレンジスクールでは珍しい「囲碁教室」と「卓球教室」でのボランティアさんの活動の様子をご紹介します。
「卓球教室」はボランティアのみなさんと児童との挨拶から始まります。準備運動のストレッチのあと、ラケットの振り方の説明があり、各グループに分かれてラリーの練習。とても和やかな雰囲気でボランティアさんと児童のラリーの練習が続きます。
「子どもと一緒に卓球するのは楽しいですね。成長していく姿を間近でみられるからね。卓球はいくつになっても出来るスポーツだから、自分も楽しんでいます」とお話しされる卓球のボランティアさん。
一方 「囲碁教室」のほうは、初心者組と経験者組に分かれて囲碁の対局が始まっていました。
経験者組は真剣な眼差しで対局し、囲碁を始めたばかりの初心者組は、時々ルールの確認をしながら対局を楽しんでいます。ボランティアさんも、児童と対局したり、児童同士の対局を見守りながらアドバイスをします。
囲碁教室も、卓球教室も、ボランティアさんの指導や、大人の方と対戦することでさらに楽しく上達しているそうです。
「定年後、何かお役に立ちたいと始めたボランティア。児童とふれあえるのは楽しい。」
「高齢者施設でも健康マージャンのボランティアをしています。そちらも楽しいですが、ここはまた違った雰囲気で、子どもから元気をもらっていますよ。」
「子どもたちには、勝ち負けよりも相手に礼をつくす大切さを学んでほしいと思っています。」とボランティアさんもそれぞれの想いを語ってくださいました。
この日は、ハロウィンも近いので「ふれあい教室」の児童は「キャンディーの首飾り」を作っていました。日頃の感謝を込めて、「いつもありがとうございます」と、児童からキャンディーの首飾りを渡されたボランティアさんたちはとても嬉しそうです。
ボランティアさんと児童が、囲碁、卓球を通じて温かい交流をしている下落合小学校のチャレンジスクールでした。
令和6年10月取材